一昨日、近所の横浜国立大学の学園祭に行ってきました。
そこで気づいた、ある学生サークルの出店から学んだマーケティングとセールスの極意について解説しています。
時刻は昼の12時。
ちょうどランチ時ということもあって、たくさんの人たちで賑わっていました。
お店の種類も豊富で、
- フランクフルト
- タピオカジュース
- 焼き鳥
- チョコバナナ
- ワッフル
- カレー
- 焼きそば
- たこ焼き
など、、、
部活動やサークルごとにわかれて、いろいろなお店がところ狭しと並んでいました。
でも、そんな中でもやっぱりわかれるんですね、人気のある店とそうじゃない店が。
同じ「焼きそば」のお店なのに、お客さんが入ってるお店と閑古鳥が鳴いてるお店。
同じ「タピオカジュース」を扱ってるお店なのに、お客さんが並んでるお店とガラガラのお店。
違いがはっきりとわかれていました。
なぜ、こんなにも差が出てしまっていたのか?
理由は明らかでした。
人気のないお店に共通していたのは、
「売り込みが激しい」もしくは、「まったくやる気がない」のどちらかに当てはまっていました。
言うまでもないですが、まったくやる気がないのは論外でしょう。
スマホを片手にゲームに夢中。
テントの中で仲間とペチャクチャおしゃべり。
接客する気ゼロ。
お客さんが来ないのは当然です。
ただ、やる気はあっても裏目に出てしまっていたのが「売り込みが激しい」パターンです。
繁華街の居酒屋の呼び込みみたいに、
「お兄さん!焼き鳥どうすか?安いよ!」
「1杯300円!タピオカいかがっすか?」
「おいしい焼きそば売ってまーす!」
絵に描いたように、ほとんどみんな同じかけ声w
内心、めんどくさいな。。。と思いながら、いつしか減っていたお腹も満腹気味に…
こうも激しい売り込みが続くと、いい加減うんざりしてしまいますよね。。苦笑
ところが、その中でも1店舗だけめちゃくちゃ繁盛しているお店があったんですね。
そのお店というのが、
ワンダーフォーゲル部の山シチュー屋さん。
違いは明白でした。
このお店は他のお店のような売り込みは一切ありません。
お店の学生さんもみんなニコニコ接客していて気持ちがいい。
人気店なのもうなずけます。
ということで結局、僕もこのお店でランチを食べることにしました。
でも実は、このお店が人気店だった理由は接客の良さだけではありませんでした。
お店の「コンセプト」が抜群に素晴らしかったんですね。
そのコンセプトとは、
創部32年。ワンダーフォーゲル部伝統の味。
山頂の絶景を見ながら食べる山シチュー
このような看板をデカデカとお店の前に掲げて、その周りに山頂で部員たちが熱々のシチューを美味しそうにほおばる写真を何枚も展示していました。
まるで自分も山頂でシチューを食べてるかのように一気に引き込まれてしまいました。
勘のいいあなたならお気づきのはず。
そうです。彼らは「シチュー」を売っていたのではなく、「ストーリー」を売っていたのです。
彼らは「セールス」だけでなく、「マーケティング」もしっかりやっていたんですね。
ここに「売る」ヒントがたくさん隠されています。
かつて、かの有名なピーター・ドラッガーはこう言いました。
優れたマーケティングはセールスを不要にする。
ちなみに、あなたは「マーケティング」と「セールス」の違い。
これ、わかりますか?
マーケティングとセールスは別物です。
簡単に言えば、
マーケティング=売りやすい環境を作る活動。
セールス=実際に売る活動。
ポイントはここです。
売りやすい環境になっていないのに、無理やり売ろうとしてはいけない。
ということです。安易に、
「安いよ!安いよ!」
「買って!買って!」
とばかり言っているだけでは、僕にしつこく呼び込みをしていた学生たちみたいに「押し売り」になってしまいます。
とはいえ、いざ自分が売る側になると忘れてしまうんですよね、この大事なことを…汗
売りやすい環境を作ってから売る。
さて、いかがですか?
あなたはしっかり「マーケティング」できていますか?
ワンダーフォーゲル部の学生たちに負けず劣らず、僕たちもしっかり「売る環境づくり」は抜かりなくやっていきましょうね。
いやーそれにしても山シチュー、野菜たっぷりで美味しかったなー♫
追伸
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