準備は過大評価されている。
かつてドイツの詩人ゲーテはこう言いました。
人は一般的に何かを始めるために、準備を万端にしてからやろうとします。
ちなみに、僕もその傾向は強い。
さらにゲーテの言葉は、こう続きます。
あなたにできること、できると夢見たことが何かあれば、それを今すぐ始めなさい。
向こう見ずは天才であり、魔法であり、力です。
さあ、今すぐ始めなさい。
つまり、「準備ばかりしていないで、さっさと始めて失敗しなさい!」と言っているのです。
このことをある人は、「聡明な無知」という言葉を使っています。
「知らない」ということは失敗するリスクは高くなるが、その分行動スピードは上がります。
これは僕も何度も経験したことがありますが、何か新しいチャレンジを始める時は、ワクワクする気持ちが高まる一方で、不安や恐怖の気持ちも同じぐらい高まります。
するとどうなるか。
- あれも準備しなくちゃ…
- こうなったらどうしよう…
- これもやらなきゃ…
このように、始められない口実をどんどん自分で作っていき、結局最終的に「やらない」という決断をしてしまいます。
あなたもそんな経験ありませんか?
失敗したいか、したくないかで言えば、やっぱり人間誰しも失敗などしたくないし、恥もかきたくないでしょう。
僕もそうです。
苦い経験なんてできることなら避けたい。
でも、そうではなくて、
「たとえ準備が6割でも、やっちゃえ!」
つまり、ゲーテが僕たちに伝えたいことはそういうことです。
昔こんな経験をしました。
アメリカのロサンゼルスからラスベガスまでレンタカーを借りて、3週間ほどあてのない旅に出たことがあります。
初アメリカ。しかも、初レンタカー。
車の運転は日本と左右反対ということぐらいしか知らずに行きました。
しかし、いざ現地で運転しはじめたところ、アメリカならではの交通ルールがあることが判明します。
中でも一番驚いたのが、交差点の信号が赤でも周りの安全が確認できれば左折はしても良い。というルールがアメリカにはあります。
日本にはないルールなので、初めてそのルールをアメリカで使った時は、かなり緊張しましたね。
ヒヤヒヤして運転しましたが、実践しながら学んだことによりすぐに慣れました。
もしアメリカに行く前に頭デッカチになり過ぎていたら、「事故を起こしたらどうしよう…」と恐怖心にかられてレンタカーを取りやめていたかもしれませんね。
最後にもう一度、
冒頭のゲーテの言葉を心に刻み込んでおきましょう。
準備は過大評価されている。
やりたいことがあったら、今すぐ実践あるのみ!
まとめ
行動の順番
①構え!
②撃て!!!!!!
③狙え!
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