情報発信が誰でも簡単にできるようになった今。
ビジネスにおいて「文章を書く」ことは、毎日行うべき必須の業務になりました。
つまり、もう「文章を書くのが苦手です」なんて言ってられない状況になったわけです。
それでも、まだまだ文章を書くのが苦手な人が多いのは事実。
そんな、文章が苦手という人に共通しているのは、「何を書くのか?」が不明確な場合が多いです。
そこで今回は、「何を書くのか?」を簡単に整理できる方法をご紹介したいと思います。
この記事の目次
商品の情報を素早く整理する「6W2H」
まず始めに、商品やサービスのプレゼンを作ったり、主義主張を文章にするためには、核となる商品や主張に付随する情報を整理する必要があります。
整理する方法としては、小学生の頃に習った「5W1H」をベースにするだけでなく、ビジネスではさらに詳細にまとめた「6W2H」を使うようにしましょう。
「6W2H」とは以下の通り。
- WHO
- WHOM
- WHAT
- WHY
- WHEN
- WHERE
- HOW
- HOW MUCH
それぞれ解説していきます。
WHO&WHOM「誰が、誰に?」
まずは、「あなた」と「ターゲット」を整理しましょう。
あなたの商品やサービスは誰を対象にしていますか?
あなたの主張は誰に向けられたメッセージですか?
例
- 私たち野村整骨院は、保土ヶ谷区に住む40代の主婦向けに…
- 私たち田中学習塾は、成績3以下の中学3年生向けに…
WHAT&HOW 「何を、どのように」
提供する商品やサービスは何ですか?
その主張は何を伝えたいのですか?
そして、それをどんな方法で届けますか?
例
- 出来たてのピザを自宅まで配達
- SNSマーケティングが学べる電子書籍をPDFでダウンロード
誰が、誰に、何を、どのように。
この段階で商品や主張のアウトラインがかなり明確になってきました。
WHEN&WHERE 「いつ、どこで」
商品を提供するタイミングと、提供する場所はどこですか?
その主張はいつどこで効果を発揮するものですか?
例
- 毎朝自宅へ…
- 毎晩歌舞伎町で…
同じ商品でも、提供するタイミングと場所がユニークだと、それだけで競合優位性を生み出します。
WHY「なぜ」
どのような想いでビジネスをやっていますか?
その主張に至るまでの背景とは何ですか?
例
- さびれた地域を復興するために…
- 新たな雇用の創出のために…
読者の共感を誘って、商品だけでなく「あなた」にも興味を持ってもらいましょう。
HOW MUCH 「いくらで」
最後に取引のオファーを伝えましょう。
主義主張で言えば、結論にあたります。
ビジネスは価値と価値の交換です。
あなたが、お客さんの抱えている課題の解決策として商品を届ける。
その対価としてお客さんはお金を支払うということを、いつも念頭に置いておきましょう。
以上が、「6W2H」の解説になります。
ただし、一点。
これだけは間違っても、勘違いしないでください。
僕たちは小説家ではありません。
なので、「巧い」文章を書く必要はまったくないのです。
必要なのはお客さんが「これ、気になる!」「これ、欲しい!」「なるほど、ためになる!」と思ってもらうための情報を整理して伝えることです。
「6W2H」を上手に使い、必要な項目をムダなく整理しながら文章を作成していきましょう。
まとめ
文章を書く前に商品や主義主張に付随する情報を整理しておこう。
追伸
商品のプレゼンだけでなく、さらに「売れる文章スキル」を学びたい方はこの本がおすすめです。
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