まずはこの画像をご覧ください。
↓
昨日、メールボックスを確認していると、思わず目が釘づけになるメールが一通届いていました。
送信者:Apple
件名:支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】
思わず「え、なんで?」と、声が漏れる。
メールを開くと、こんなことが書かれていました。
App Storeでお支払いの同期が失敗していることがわかりました。
サービスへのアクセスを失うことを避けるために、必要な支払い方法を更新します。
このような理由から、あなたのアカウントがフォローアップまで、一時的にロックされます。
よくお問い合わせいただく質問 (FAQ) とその回答については、Appleサポートにアクセスしてください。
「うわ、ヤバイな!どうしよう…」
App Storeといえば、まぁまぁ利用するアプリ。
何か支払いでトラブったのか…
それとも別の理由か…
不安は募るばかり。
そして、メールの一番下に設置された「支払いを更新」のボタンを押す。
表示されたページを見ると、、、
いやーそれにしても見事!
危うく詐欺の手口に引っかかりそうになりました…汗
「詐欺」とはいえ、見事なコピーライティングだったので、思わず手をたたいてしまいました。
ちなみに、この手口。
通称、フィッシング詐欺と呼ばれるものです。
フィッシング詐欺とは?
有名企業を装った電子メールを送信し、偽装されたURLをクリックさせることで、個人情報を取得しようとするオンライン詐欺のこと。
フィッシングは「phising」と表記し、釣りを意味する英単語である「fishing」を変化させた造語である。
実は、このようなフィッシングメールが届いたのはこれで5回目。
「Apple」以外にも、前は「Amazon」からもメールが届いていました。
もしかしたら、あなたの元にもすでに届いてるかもしれませんね。
てかこれ、マジで気をつけてくださいね!
飛んだリンク先のサイトも本物のAppleのサイトと瓜二つなので。
あまりにも巧妙過ぎて、初めてメールを受け取った時、本当に個人情報入力しそうになりましたからね…汗
とはいえ、、、
あまりこんなこと言いたくありませんが、こんなクソみたいな詐欺メールからも学ぶことがあります。
コピーライティングに必要な要素が全部入っているんですね。
コピーライティングの型の一つに、「AIDAの法則(アイーダの法則)」というものがあります。
- Attention:注意
- Interest:関心
- Desire:欲求
- Action:行動
これらの頭文字からとって付けられた名前です。
ちなみに、今回のフィッシングメールを「AIDAの法則」に当てはめると、
- Attention:注意
→支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】(注目を集める)
- Interest:関心
→App Storeでお支払いの同期が失敗している。(問題を認識させる)
- Desire:欲求
→あなたのアカウントがロックされる。(解決したい欲求を起こさせる)
- Action:行動
→Appleサポートにアクセスしてください。(今すぐ行動せよ)
いかがでしょうか。
見事に当てはまっていませんか?苦笑
コピーライティングの大前提はまずは読者に読まれること。
そして興味関心をひき、欲求をかきたて、最後にしっかり行動に移してもらう。
このメールからもわかる通り、コピーライティングはセールスだけでなく、詐欺にも使えてしまうのが怖いところです。
こればかりはコピーライティングを扱う人の目的次第で、その結果は大きく変わってきます。
改めて、コピーライティングというスキルは「文章を書くスキル」という以前に、「人の心理」を扱うスキルだということをここで再認識してください。
それにしても、、、
こんな形でコピーライティングが使われるのは、ホント残念でなりませんよね…
追伸
今回の内容に関連して、詐欺に騙されたくなかったら、ぜひこの記事も併せて読んでおいてください。
⇒ 人間心理を学べ!コピーライティングと詐欺師の意外な共通点とは?
事前に詐欺の手口から自分の身を守ろう。
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