あなたは「学ぶ」の語源が何かご存知ですか?
そう、「真似ぶ(まねぶ)」。
昔の人はうまいことを言ったものですね。
しかし、「真似をする」という言葉の響きにどこか後ろめたさを感じたり、
オリジナリティが無くつまらないことだと思ったことはありませんか?
もし、一度でも思ったことがある人は、ぜひこの記事をお読みください。
きっと、何かしらの気付きが得られるはずです。
今回は、最近僕自身が経験した日常生活の失敗から得た教訓と、
ビジネスで成果を出すために必要な「真似ぶ」ことの重要性について解説していきます。
横着してドツボにはまりました…
お盆休みも終盤。
昨日は、久しぶりに車で鎌倉に行ってきました。
いやーそれにしても、どこもかしこも人、人、人。
完全に行く日を間違えましたね。苦笑
一通り鎌倉を満喫してから、帰ろうとした時のこと。
いざ家路に帰ろうとポチポチとカーナビを操作する。
しかし、あきらかにおかしなルート案内をするナビ。
何度やっても同じルート案内をするナビに、
「こいつもいよいよ古くなってボケたな」なんて、毒づきながらナビを無視して出発。
ところが、30分後。
まさかの大渋滞。
(しまった、そういうことか・・)
ナビは渋滞を回避するルートを教えてくれていたのです。
そのことに気づいたのも時すでに遅し。
いつもの倍以上の時間をかけて家に帰ってきました。。。泣
今回の反省点。
✅人混みを避けるために、観光地へは時期を考えて行こう。
そしてもう一つ。
✅「過信」と「自分流」は禁物。教えには忠実に従おう。
情けないやら、恥ずかしいやら。。。
昨日は、自分の至らぬ点が露呈した次第です。
この経験から、改めて「型」にハマることがいかに大切かが身に沁みましたね。
これはどんなことにも言えます。
まずはとことん「型」にはまるべし!
例えば、料理。
もし、あなたが美味しいオムライスを作るとしたらどうしますか?
まずは、クックパッドのようなレシピを見て、
「オムライスの作り方」を調べますよね。
すでに「美味いオムライスの作り方」はわかっている訳です。
あとは、それを忠実に真似するだけ。
間違っても、「自分流のオリジナルオムライス」なんか作ろうとしてはいけません。
それぐらい小学生でもわかることなのに、
自分流で作ってしまうんですよね。。(大いに心当たりが・・汗)
もちろん、あなたが料理のプロなら別ですよ。
しかし、素人ならおとなしくレシピに従って作った方が、
よっぽど美味いオムライスができるでしょう。
世の中には、「型」というものが確実に存在します。
そして、最短で成功するためには、
「型」にハマって真似をするのが最も簡単で、確実です。
では、目的地に、最速でたどり着くためにはどうすればいいのか?
答えは簡単です。
舗装された高速道路を一気に駆け抜ければいい。
つまり、「型」にハマるとはそういうことです。
逆に、「自分流」にこだわっている人は、
地図も持たずに一般道をウロウロしているようなもの。
まさに昨日の僕みたいに…泣
だから、いつまで経っても目的地にたどり着くことができないのです。
「守(しゅ)・破(は)・離(り)」を死守せよ!
茶道、武道といった芸事の世界に「守破離」という教えがあります。
「守(しゅ)」:まずは師匠に言われた「型」を「守る」ところから修行が始める。
「破(は)」:その後、「型」を極め、少しずつ師匠の教えを「破る」。
「離(り)」:最終的には師匠の「型」を離れ、自分自身が造り出したオリジナルの「型」を作る。
何かを成し遂げるための思考のベースとなるものです。
僕は、この「守破離」をどれだけ徹底できるかが成功の鍵だと確信しています。
「守」を徹底することは、つまり、
舗装された高速道路を一気に駆け抜けるのと同じことです。
しかし、ほとんど成果が上がらない人は「破」から入ろうとしてしまいます。
つまり、いきなり「自分流」でやろうとしてしまうのです。
巷で流行ってる、
- 自分らしい生き方を追求しよう!
- 個性を生かした仕事をしましょう!
- ワクワク好きなことで起業しよう!
というような、
耳当たりのいい言葉が少なからず影響しているのは間違いないでしょう。
もちろん、天才なら「型」を無視して独創的な発想ができるかもしれません。
しかし、僕も含め、99%は凡人。
「型」を無視して成功なんてあり得ないわけです。
かの有名な歌舞伎役者、中村勘九郎さんの言葉にこんなものがあります。
型をしっかり覚えた後に「型破り」になれる。
もちろん「応用」や「差別化」は、
ビジネスでは絶対に必要なことです。
しかし、それは「型」を完全にマスターした後の話。
型を崩したらどうなるのか?
売上は上がるのか?下がるのか?
それとも、変わらないのか?
ひたすら検証と改善を繰り返す。
これが「離(応用)」です。
「すべての成功は模倣から始まる」という言葉を忘れず、
普段から心がけていきたいところですよね。
他の人がダラダラ一般道で迷っているとき、
彼らを横目に高速道路を一気に突っ切っていきましょう!
そう考えると、昨日の無様な自分の失敗が、
少しは価値ある経験としてあなたのお役に立てたかなと…
ま、完全にただの負け惜しみですけどね。笑
まとめ
まずはとことん型にハマって、基礎を固めよう。オリジナリティはその後。
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