「幸せになるためにはお金は必要か?」
よく聞きますよね、この質問。
僕たち現代人にとって重要な問いであるのは間違いありません。
この問いに対する自分なりの答えを持って生きるのと、持たずに生きるのとでは、人生の質は大きく変わってきます。
そこで今回は、お金と幸せの相関関係に対する筆者の考えをまとめました。
人を動かす3つの要素とは?
ある人は、お金を持てば幸せになれると信じています。
またある人は、お金は汚いものだとわざと遠ざけている人もいます。
しかし、あなたがお金に対してどのように思っていたとしても、一つハッキリと言えることがあります。
それは、お金というものが現代社会において、「最も強力なモチベーター」だということです。
つまり、お金が人を動かす一番大きな要素だということです。
一般的に、
- money(金)
- status(地位)
- sex(女もしくは男)
この3つが人を動かす3大要素だと言われています。
ある経営者との会話から得たお金の教訓
僕がまだ起業して間もない頃。
ある企業の社長にこう聞かれたことがあります。
「野村くんはお金が好き?お金持ちになりたい?」
僕は迷わず「はい」と答えました。
「じゃあ、一万円札の縦と横の長さは何センチか知ってる?一円玉の重さは?500円玉はどんな素材でできる?」
答えに詰まる・・・「わかりません…」
そしてこう言われました。
そんなもの、どれも調べればすぐ分かることだよ。
調べなくても、定規を持ってサイズを測り、秤を持って重さを量ることなど五分もあれば済むことだ。
つまるところ、君はお金が好きではない。
だって、そうだろ?
自分の体重や、家族の好きな食べ物や、好きな女の子の誕生日は気にしているのに、毎日触れているお金の大きさや重さを君は知ろうともしていない。
本当に興味があれば、お金のすべてを知ろうとするはずなんだ。
どんな色で印刷されていて、どんなものが描かれているか詳細に見るはずだ。
だけど、君は今までそんなものを見たことがないだろうし、知ろうともしてこなかった。
つまり、君はお金に興味がないし、お金が好きではない。
ハンマーで頭をガツンと殴られた感じでした。。。苦笑
確かに好きなものについては、誰からも頼まれなくても自分でいろいろ調べたり、知ろうとします。
例えば、僕はサッカー日本代表が大好きです。
代表に関しての最新ニュースや新しく選ばれた選手の実績など、率先して調べたりします。
好きだから、もっと知りたいと思うし、実際にスタジアムに観戦しに行きます。
しかし、お金に関しては「好き好き」と言っておきながら全然知ろうとしていませんでした。
結局のところ、僕も含めた世の中の「お金が好き」と言っている人の大半は、お金が好きなのではなくお金で手に入れられるものが好きなだけということ。
本当の意味で「お金」というものを理解していないということに他なりません。
「お金で買えないものがある」という言い訳
さらに、加えてこう言われました。
お金を持つと不幸になる?
お金では買えない幸せがある?
いつまでそんな言い訳ばかりして、お金に怯えて逃げ回っているつもりだ!
だから君は、お金の大きさも、重たさも、何も知らない。
好きでもないものが、向こうからやってくるはずがない。
君がお金持ちにならなかったのは、才能がなかったからでも、運がなかったからでもない。
金持ちになるためにするべき、あたりまえのことを何もしてこなかったからだ。
ぐうの音も出ませんでした。
確かに、お金では買えない大切なものがあると言うのは、「お金を持たない人」の常套文句だったりします。
でも、世の中の9割の問題は、お金で解決できたりするのが現実です。
「お金で買えないものがある」と言っているのは、ただ単に、お金を手に入れる努力を放棄した逃げの口実にすぎないということです。
「お金で買えないものがある」という言葉は、お金を持っている人が言ってはじめて説得力が生まれる言葉なのです。
お金の世界の厳格なルール
また、ある資産家の方はこう言っています。
お金の世界には”ルール”がある。
そのルールを理解している人が富み、知らない人間が貧しくなっていく。
それは、ポーカーやチェスとなんら変わらない。
そこには、誰にでも平等なルールがあるだけ。
ただ、そのルールを理解し、勝てるまで学び、考えて行動する。
それだけが勝敗を分けている。
ポーカーでもチェスでも勝てる者は然るべくして勝ち、負ける者は、然るべくして負けている。
残念ながら学校では、お金について一切教えてくれません。
今の世の中、誰もがお金に関するルールを知らないまま大人になり、お金に振り回されているという現実があります。
お金に対して明確な価値観がないのだから、そうなってもまったく不思議ではありません。
「たくさん勉強して、いい会社に入れば幸せになれる」
そんなウソとも現実とも言えない話を、死ぬまで一切疑うことなく生きていくのが大半でしょう。
でも、それで本当に幸せになれるのでしょうか?
多くの人にとって、お金と幸せは比例すると考えられています。
もっとお金があったら、幸せになるチャンスが増えると思っています。
正直、それが本当かどうか僕はわかりません。
ただ、一つここで言えることは、なにが正解で、なにが不正解かは無いということ。
一人一人のお金に対する考え方や価値観が、人生のすべての分野に影響を与えるということをここで改めて再認識していただければ幸いです。
最後にもう一度、お聞きします。
「幸せになるためにお金は必要ですか?」
まとめ
自分なりのお金と幸せの関係性を明確にしておこう。
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