あなたは「コンサルタント」と聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
正しい方向へ導いてくれる人。教養があって知的な人。コミュニケーションの達人。高収入といった、プラスのイメージを持たれているかもしれません。
しかし一方で、、、
胡散臭い、耳学問の人、口だけの人、ペテン師といった、マイナスのイメージを持たれている人もいることでしょう。
こうした一般的なイメージは、どれも正解です。ただ一つ、はっきりと言えることは、
あなたも何かしらの「コンサルタントである」ということです。
ここでは、コンサルタントが良いか悪いかという主観的な話ではなく、「コンサルタント」という言葉の定義について、当サイト管理人の見解を交えつつ解説していきます。
この記事の目次
「コンサルタント」が胡散臭く聞こえる最大の理由
先日、50代の女性心理カウンセラーの人と仕事のアポでお会いした時のこと。
その方がこんなことを言っていました。
「私、”コンサルタント”という言葉が嫌いなんです。なんか胡散臭く聞こえるんですよね」
なるほど。この人が言わんとすることは、なんとなくわかります。
正直、コンサルタントを名乗るのに特別資格がいるわけではありませんからね。
明日から「コンサルやります!」と、世の中に宣言すれば誰でもやれてしまいます。
お客さん側からしてみれば、これほど迷惑な話はあったものではありませんよね。
でも僕は、その心理カウンセラーの方にこう伝えました。
「あなたも立派な”コンサルタント”ですよ」と。
例えば、
- 心理カウンセラーは、人生に悩んでる人のコンサルタント。
- 治療家は、肩こりで悩んでる人のコンサルタント。
- エステは、綺麗になりたい人のコンサルタント。
- 不動産の営業マンはどんな家を選んだらいいか悩んでる人のコンサルタント。
つまり、コンサルタントというのは、悩みや痛みを抱えて苦しむ患者さんに寄り添いながら治療するお医者さんと、基本的なスタンスは一緒だということです。
これからの時代、そんな「コンサルタント型の経営マインド」を持った人が世の中から選ばれていくことでしょう。
とはいえ、言うのは簡単。
それを実践するとなると、なかなかできなかったりするわけなんですけどね。。汗
相手の気持ちに寄り添えず、ただ正論を並べたり、自分の主観ばかり話してしまったり、世の中には間違ったコンサルがたくさんはびこっているのもまた事実です。
「一流のコンサルタント」になくてはならない資質とは?
ちなみに、僕が考える「一流のコンサルタント」になくてはならない資質の一つに「寛容」があります。
それとは正反対なのが、「100%自分は正しい」を盾にして上から批判・批評するコンサルタント。
たまにいますよね、こんな自称コンサルタント。
けっこう真面目な人が、これをやってしまう。でも、こんな人はやっぱりコンサルタントには向いていないのです。
コンサルタントの仕事は、相手の過ちや間違いを一旦、全部受け入れる必要があるからです。
コンサルタントの仕事は、相手に共感してもらい、理解してもらい、そして、行動してもらうことです。
でも、それをすっ飛ばして「正論」で上からガツンと一発。
これでは言われた側は理屈ではわかっていても、感情が否定してしまいます。
『人は合理的理由ではなく、感情的理由で行動する』
そう言われるゆえんはここにあります。
あなたはこんな過ちをおかしていませんか?
もちろんこれは、あなたのビジネスにも大いに関係しています。
例えば、
肩こりに苦しむ人は、何らかの過ちを犯してる可能性が高い。
人間関係に行き詰ってる人は、相手に求め過ぎる傾向があるかもしれない。
住宅を探している人は、何らかの思い込みや先入観を持っていることでしょう。
その道の”コンサルタント”であるあなたは、それを一旦全部受け入れる必要があります。
そして、相手に共感し、理解する。その上で、最適な選択肢や解決策を伝える。
こんな「コンサルタント」がこれからの時代、世の中から選ばれていくと思いませんか?
ちなみに僕は大嫌いですね、「正論」を盾にして上から目線でくる人。
これ、誰もが嫌いだと思いますけど、ついつい自分がやってしまいがちなんですよね。。苦笑
さて、いかがですか?
あなたはお客さんの過ちを一旦受け入れて、心の底から相手に共感することができていますか?
いきなり「正論」。つまり、売り込んだり、説教していないですか?
「正論」は相手が理解、共感してから伝えるもの。
ぜひあなたも一度、我が振りを見直してみてくださいね。
まとめ
あなたも一人の立派な「コンサルタント」。一流のコンサルタントになるべく「寛容」という姿勢は必ず身につけるべし!
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