もしあなたが「Facebookを人気メディアに育てたい!」と考えているなら、今回のテーマはあなたのための記事です。
結論から言います。
ソーシャルメディア時代に、人気メディアを作るために最低限押さえておくべき要素が3つあります。
1:自己開示性
2:専門性
3:共時性
この 3 つをバランス良く投稿することで、あなたのソーシャルメディアは、少しずつ人気メディアとして進化していくでしょう。
それでは順に解説していきます。
この記事の目次
①自己開示性
ソーシャルメディア時代に必要なことは、「自己開示」。
つまり、自分をさらけ出すことです。
特に、Facebookは実名が原則なので、自分をオープンにすればするほどユーザーとの共感レベルは高まります。
自分が心を開くからこそ、相手も心を開いてくれるわけです。
これを「自己開示の返報性」と呼びます。
「自分がどのような人間なのか?」を伝えられる記事を投稿しましょう。
これが3要素のうちの重要な一つです。
インターネット上で見知らぬ人間を簡単に信用することは難しいですが、その人自身をよく知っていれば、そのハードルを取り除くことも難しくありません。
なぜ自己開示が必要なのか?
人間は、はじめのうちは「コンテンツ」そのものをフックとして興味を持ちますが、徐々に「人」への興味に変化していきます。
つまり、はじめは「興味のある記事」という理由で読んでいたのに、少しずつ「書いている人間に興味を持ち始める」というわけです。
例えば、テレビのCMなどで頻繁に流れていて好きになった歌があり、後にその歌を歌っている歌手に興味を持った経験はありませんか?
興味の対象が「人」にシフトすると、その人の日常にも興味を持ち始めます。
もちろん「自分をさらけ出す」と言っても限度があります。
これも常識的なコミュニケーション能力があれば説明するまでもありませんが、例えば、自分の性癖などが極端な場合、それをさらけ出す必要はありません。
ソーシャルメディアはあくまで公的な場です。
例えるなら、駅前で自分の性癖に関して大声で叫んでいる人に近寄りたくないのと同様に、さらけ出して良い部分と、さらけ出さない方が良い部分があります。
自己開示NGなこととは?
例えば、あなたが「スゴイ人」としてブランディングしようとしているとして、あまりにもふざけた内容や過剰に馬鹿をアピールする投稿を繰り返せば、ブランディング効果は薄くなるでしょう。
読者と距離感を縮めることは重要ですが、戦略的にマイナスになる投稿は控えるのがベストです。
これは個人のバランス感覚に大きく依存します。
自己開示には相手と自分のバランスが重要です。
自分ばかりが自己開示を過度に行い、相手が全く心を開いていない場合、互いの距離はさらに広がっていきます。
一口に「自己開示」と言っても、内容・タイミングなど、バランス感覚を重視して開示すること大切です。
あなたとの距離感を適切なタイミングで縮めていけること。
これが「自己開示」には重要なことなのです。
②専門性
SNSをビジネスで活用していく上で必要なのは、やはりあなたが「専門家」であるということです。
その道の専門家だからこそ、さらにあなたの発信する情報に興味を持つわけで、あなたがど素人であれば、誰も興味を持ってはくれません。
そのため、あなた自身が展開しているビジネスジャンルの「専門家」であると伝えられる記事の投稿が必要です。
確かに「自己開示」も重要ですが、それだけではただの日記ブログと同じになってしまいます。
日記ブログや趣味ブログではビジネスには繋がりません。
そのため、「自己開示」と併せてあなたがすべきことは「専門性の強調」、つまりは専門的な記事を書くことです。
なぜ専門家として情報発信する必要があるのか?
専門的な記事と言っても、あなたが集客したい属性にマッチした専門的な情報を発信してください。
現代は情報社会です。
従来は、マスメディアからの情報を受動的に受信することしかできなかった僕たちが、インターネットの登場により「能動的に」情報を取りに行けるようになりました。
しかし、同時にインターネットの登場は「情報過多」という弊害を生みました。
つまり、情報量が多すぎて情報の選択が難しくなったのです。
情報が多すぎて必要な情報にたどり着けなかったり、仮にたどり着いても、その情報の真偽の判断が難しいケースが多発しました。
そこで、今のようなソーシャルメディア時代では、従来の情報ではなく、信頼できる「人」によって編集された情報、
つまり、その人のフィルターを通して発信される情報が重要視されるようになってきたわけです。
専門性より重要なこととは?
特に、Facebookは実名が原則のリアルなソーシャルメディアなので、信頼できる「人」の情報は重宝されています。
これからは、あなた自身のフィルターを通して情報を発信するという意識が必要になります。
これまでは、他の誰かが言った内容を右から左へ流すだけでもなんとかなりましたが、今後はそうはいきません。
同じテーマ、同じトピックの情報であっても、「あなた」という人を通した情報にこそ価値が生まれます。
誰でも発信できる内容ではなく、あなただけのフィルターを通した情報発信。
これがあなたの専門性をより強固なものにしていきます。
③共時性
ソーシャルメディア時代の3要素の最後は「共時性」です。
「○○なう。」という言葉に代表されるように、ソーシャルメディアの特徴は「今、この時を共有する」ということです。
つまり、ソーシャルメディアを通して、リアルタイムの体験を共通の話題として共有することができるわけです。
なぜ体験を共有する必要があるのか?
例えば、オリンピックの中継を見ながらソーシャルメディアを使っている人は感動をリアルタイムに共有することができます。
ソーシャルメディア時代のキーワードは「共感」です。
この共時性・共通話題は、とても共感が生まれやすいという特徴があります。
なぜなら、ブログやメルマガなどの情報発信では、どうしてもタイムラグが生じてしまいます。
あなたがどれだけオリンピックで感動したかをメルマガ記事として配信しても、リアルタイムの共感には勝てません。
しかし、FacebookやTwitterであれば、新しい投稿から順に上に表示されるので、まさに自分と同じ体験・感動をソーシャルメディアを通じて共有できるわけです。
この「共時性」を意識した記事を投稿することで、よりフォロワーや友達との距離は縮まるでしょう。
共有してはいけないテーマとは?
ただし、せっかくの共通話題をテーマに「ネガティブな投稿」は控えた方が無難です。
せっかく体験や感動を共有しているのに、妙に専門家ぶって「○○はこの場合…」などと講釈を垂れるのは好ましくありません。
オフラインでもそういう人は空気が読めない人と言われますが、楽しいことは楽しい、感動は感動として素直に共有しましょう。
以上、3つの要素をバランス良く記事投稿していくことが、ソーシャルメディア時代には必要です。
重要なのは「バランス」です。
自己開示性が強いと、巷の日記ブログレベルなってしまいます。
逆に専門性が強すぎると、堅苦しくなりフォロワーや友達との距離ができてしまいます。
また、共時性が強いとお遊びで使用していると思われてしまいます。
適度な自己開示を行いつつ、共時性で共感を強め、専門性によりプロであるということは常に強調する。
このバランス感覚を維持することが、人気SNSメディアを構築するために不可欠です。
もちろんこれは、単にソーシャルメディア内だけのバランス感覚だけでなく、その他のウェブメディア(ブログ・メルマガ等)とのバランス感覚も意識していきましょう。
まとめ
ソーシャルメディア社会では、自己開示、専門性、共時性を意識して情報発信しよう。
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