ある調査結果によると、
「悔しさから生まれるエネルギーは、憧れによって生まれるエネルギーの3倍の力を発揮する」
という報告があります。
もし、これが事実なら、
この「悔しさエネルギー」を使わない手はない。
「悔しさエネルギー」をうまくプラスの力に変換できれば、
今よりさらに飛躍できるのは間違いありません。
この記事では、「悔しさエネルギー」の本質についてと、
悔しさに対する向き合い方について、サイト管理人の解釈を加えて解説しています。
この記事の目次
悔しさエネルギーを使うべき3つの理由
人が本気で努力する理由の一つに、「反骨心」というものがあります。
「ちくしょー!今にみてろ!」
誰かに不当な扱いをうけたり、
自分の能力の低さのせいで望む結果が得れなかった時など、
こうした悔しい感情はモチベーションの維持に役立ちます。
人を強烈に行動に駆り立てるもの。
それが「悔しさエネルギー」と呼ばれる感情です。
一方、「あんなことしたいなぁ」「こんなことしたいなぁ」というような、
自分のやりたいこと、叶えたいことを想い描いて自分をモチベートするエネルギーのことを、
「憧れエネルギー」と呼んだりします。
もちろん、憧れエネルギーも重要な要素であるのは間違いありません。
しかし、それだけでは不十分なのも事実です。
では、なぜ「悔しさエネルギー」は必要不可欠な要素なのでしょうか?
悔しさエネルギーを活用するべき、
3つの理由についてご紹介します。
①悔しさエネルギーは壁を乗り越えるエネルギー源になるから
一般的に何か新しいことに挑戦するきっかけとなるのは、「憧れ」から来ることはよくあります。
例えば、
- 外国人の恋人がいる友達をみて、英語を勉強しようと思ったり。
- 三浦知良選手の活躍に心踊り、プロサッカー選手を目指そうと思ったり。
- ロックバンドのX JAPANのカッコ良さに憧れて、ギターリストを目指そうと思ったり。
始めるきっかけは、身近な人からの影響や、
その業界で活躍している人への憧れだったりするでしょう。
しかし、憧れだけでモチベーションを保ち続けるのは難しいです。
なぜなら、ゴールまでの道のりで多くの人は挫折を経験するからです。
「憧れ」や「尊敬」は、あくまでも物事を始めるきっかけ作りに過ぎません。
自分が目指すゴールにたどり着くための過程において、
いくつもの越えるべき壁が立ちはだかることでしょう。
その壁を越える原動力として、
「悔しさエネルギー」が力を発揮します。
失敗しても諦めることなく挑戦し続けるためには、
悔しさエネルギーは欠かせないのです。
②悔しさエネルギーは強力なモチベーターになるから
挑戦に失敗はつきものです。
どれだけ努力をしたとしても、
思った通りの結果が得られないのは日常茶飯事です。
ビジネスにおいても、思い通りにことが進まないのが普通でしょう。
でも、理想の結果を得ようとするなら、
試行錯誤しながら繰り返し挑戦することは避けては通れません。
この時の「挫折感」や「悔しい気持ち」が、
努力を続けられる強力なモチベーターになります。
③失敗の悔しさを成長の糧にできるから
人は本気で何かに打ち込んで努力した時間に比例して、自信が培われると言われます。
しかし、この自信は一歩間違えると心が折れる要因にもなりかねません。
よくある話ですが、ライバルが目の前で圧倒的な成果を出されると、
悔しさを通り越して「自分には才能がない…」となってしまいがちになります。
最悪、努力することを辞めてしまうかもしれません。
ライバルはいつも自分ということを忘れず、
小さな失敗を悔しさエネルギーに変えていくことが大切です。
失敗の悔しさと成功の嬉しさ。
この二つの気持ちのバランスを保つことが、
努力を継続させる秘訣です。
以上、3つの点が、
悔しさエネルギーを使うべき理由です。
「悔しさエネルギー」の本質とは?
普段生活していれば、毎日いろんな事が起こりますよね。
楽しいこと、うれしいこと、怒ること、悲しくなること、たくさんあります。
一般的に、怒りや嫉妬、後悔といった感情を
マイナスに捉えている人がいますが、まったくそんなことありませんよ!
すべての感情は、コインの表と裏のようなものです。
性質は同じで、ただ程度が違うだけです。
「悔しさエネルギー」の本質はここにあります。
例えば、
- 金持ちと貧乏
- チャンスとピンチ
- 愛と憎しみ
- 謙虚と横柄
- 正直と嘘つき
- 実践と理論
- 信頼と裏切り
- 責任感と無責任
などなど、、、
一つのエネルギー(感情)があれば、
その対極に、必ずもう一つのエネルギーが存在します。
イメージとしては、「振り子」のようなものです。
それが24時間365日、いつも右に左に、ユラユラ揺れ動いていると想像してください。
つまり、
一つ一つの感情を「良い」か「悪い」かだけで判断している人は、
単純に、エネルギーをムダにしているということです。
すべての感情に優劣をつけるのではなく、
プラスの行動エネルギーにしっかり変換していきましょう。
と、簡単に言葉では言えるものの、、、
「悔しさエネルギー」をプラスの行動エネルギーに変換する技術を習得するのは、
少し訓練が必要かもしれませんね。
「悔しさエネルギー」の使い方を間違えると、
最悪「復讐」や「ストーカー」といった犯罪へと発展しかねません。
このロデオのごとき暴れ馬を乗りこなすことが、
人生をさらなる高みに飛躍させるカギとなることでしょう。
ところで、あなたのその悔しさエネルギー、ムダにしていませんか?
まとめ
全ての感情に良いも悪いもない。悔しさエネルギーをプラスに転換して、今よりさらに飛躍しよう。
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