
「ビジネスにおいて、マーケティングとは地図とコンパスの役割を果たす」
マーケティングの世界には、こんな格言があります。
例えば、東京から大阪へ車で旅行に出かける時。
方向はどちらか。どのルートを通っていくのか。今どこにいるのか。現在地と目的地を知るために「地図」は必需品です。
それと同じように、ビジネスもゴールに向かうための「地図とコンパス」が必要です。
しかし、ほとんどの人は、ことビジネスにおいて、マーケティングという「地図とコンパス」を持たないまま旅に出て、いつまでも同じ場所をウロウロしているばかりで、一向に前に進むことができていません。
どんなに素晴らしい商品やサービスを販売していたとしても、お客さんに知られなければすべては”ムダ”ですよね?
そこで今、新たにマーケティングツールとして注目されているのが「SNS」です。
ここでは、ビジネス活動において迷子にならないために、今の時代に適した「SNSマーケティングに取り組む姿勢」について解説していきます。
この記事の目次
マーケティングの常識の変化
ソーシャルメディアの進化によって、企業から一方的にセールスやキャンペーンを仕掛ける従来のマーケティングでは、もはやお客さんの心は動かなくなってきています。
今までのような”時代遅れ”のマーケティング手法だけでは、嫌われ、避けられ、逆効果になることを知っている一部の人たちは、その延長線上にはない「SNS」を効果的に活用する戦略にシフトしています。
透明性の高いソーシャルメディア社会では、「正直さ」がより価値を生み、「嘘」は一瞬で見抜かれます。
つまり、ソーシャルメディアが主流となったマーケティングとは、「お客さんに見つけてもらうマーケティング」とも言えます。
どんな業種・業態であっても、複数のウェブメディアを連携させ、お客さんにとって有益な情報(コンテンツ)を提供することで、お客さんに見つけてもらい、信頼を得て、ビジネスに繋げる方法(コンテンツマーケティング)はとても有効になってきています。
では、SNSをビジネスに使う際に、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
まずはSNSユーザーの特性を知ろう
大前提として、SNSでマーケティングを仕掛ける際は、まずは「SNSユーザーの特性」を知る必要があります。
そもそもSNS全般に共通する大前提ですが、SNSを使う人間は、何か欲しい商品があってSNSを利用しているわけではないということです。
商品が欲しいのであれば、GoogleやYAHOO!といった検索エンジンの検索窓にキーワードを打ち込んで探すか、楽天やAmazonの検索窓にキーワードを打ち込んで探します。
では、彼らは何を求めてSNSを利用しているのでしょうか。
それは、
- 情報収集
- ユーザー同士の交流
大きく分けると、この2点です。
情報収集
まず第一に、情報収集です。
例えば、Twitter・Facebookでフォローしている人の発信する情報を収集するためにSNSを利用しています。
著名人や同業者など様々ですが、彼らの発信する情報に「価値」を見いだしています。
「学び」のために眺めることもありますし、アイドルや芸能人のTwitterを眺める場合は、彼らの日常生活を知りたいという情報収集になります。
ユーザー同士の交流
第二に重要なのが、ユーザー同士の交流です。
情報を収集しつつも、情報に対して共感、もしくは反論があれば、リツイートやリプライというアクションを起こすことが簡単にできます。
また、拡散した情報に対して、ユーザー同士で意見交換ができるなど、ソーシャルメディアでは「交流」が簡単にできるわけです。
これは、あなた自身との交流も指しますし、あなたのフォロワー同士の交流も指します。
気軽に他人と交流できる場として、ソーシャルメディアは発展してきました。
嫌われるSNSの使い方、好かれるSNSの使い方
ここで一つ注意なのが、「交流」を無視した単なる売り込みは、ソーシャルメディアでは嫌われ、ブロックや報告の対象にすぐになるということです。
FacebookやTwitterで延々と無料オファーやアフィリエイトリンクを投稿し続けている輩も見かけますが、全くの無意味です。
元々商品購入目的ではない上に、信頼関係が構築できていない状態で商品を紹介しても、行動してくれるわけがありません。
情報も収集できない、交流もできないのであれば、そのアカウント自体に存在価値はないということです。
SNSに限らず、ブログやメルマガと同様に、まず「先に与える」ということが重要です。
その後、必要な人に必要な商品を提案していく。
本質的な部分は、従来のマーケティング手法と同じというわけです。
まずは有益な情報を発信し、信頼関係を構築していくことを第一の目的に、SNSマーケティングを実践していきましょう。
まとめ
大前提として、SNSユーザーの目的は「情報収集」と「ユーザー同士の交流」ということを念頭に置いて、信頼関係構築用のマーケティングツールの一つとして活用しよう。
追伸
SNSマーケティング についてさらに詳しく学びたい人は、こちらの本がオススメです。
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