先日、個別でこんな質問をいただきました。
最近インスタやYouTubeが流行っていますが、ビジネスに使えるのでしょうか?
なるほど。
いわゆるSNSの類ですね。
ちなみに、あなたはどう思いますか?
この質問に対する僕の回答はこうです。
「もちろん、使える!」です。
ただし、、、使い方を間違わなければ。
あくまでも「SNS」は、ただの「道具」です。
「くれぐれも道具に翻弄されないでくださいね!」ということをここで念を押してお伝えしておきます。
そこで今回は、この点について少し補足します。
「言語的発信」から「直感的発信」の時代へ
少し前までは、「SNSの集客は難しい…」と言われていました。
例えば、
- YouTube
- Tik Tok
・
・
etc...
2012年から2013年にかけてスマホの進化によって、
これらのSNSを使いこなしていくことがとても重要になってきています。
スマホユーザーが増えたことによって、
「言語的発信」から「直感的発信」へシフトしてきているからです。
簡単に言うと、Googleでキーワード検索する「ググる」ことよりも、
SNSで#(ハッシュタグ)検索する「タグる」人が増えてきていることが関係しています。
「タグ検索」が重要視される理由とは?
例えば、最近若者に大人気のタピオカジュース。
お店を探したいときには、Instagramの検索欄に
「タピオカ」
と入力すると「#タピオカ」がついた画像がヒットします。
気になった画像をタップすると、投稿した人が付けたタグ
「#○○(場所)」
「#○○(お店の名前)」
「#○○(メニューの名前)」
など、これらを見ることで、
行きたいタピオカの店を見つけることができる仕組みです。
つまり「タグ検索」が消費者の購買行動に大きな影響を与えているというわけです。
ちなみに、Instagramではタグを重視した戦略が練られていて、
ただキレイな写真を投稿するだけの「インスタ映え」から「タグ映え」する写真が重要になってきています。
それによりユーザーが直感的に画像や動画で「これ欲しい!」と思えるものを見つけています。
このことをまずは把握することが何よりも大事です。
ユーザーは自分が経験・体験したことを「直感的イメージ」でシェアしたいんですね。
それを別のユーザーが見つけてさらに拡散していく流れです。
最近の調査では、Instagramは若い人だけでなく、
30代40代の方も利用していて男性も増加傾向にあるようです。
SNS時代にやるべきたった一つの戦略とは?
ここで過去と現在の購買行動をざっくりとおさらいしておきましょう。
今までの購買行動【マスメディア時代のAIDMA】
Attention(注目を集める)
↓
Interest(興味を持つ)
↓
Desire(欲求をかきたてる)
↓
Memory(記憶する)
↓
Action(購買行動に至る)
これからの購買行動【SNS時代のSIPS】
Sympathize(共感する)
↓
Identify(確認する)
↓
Participate(参加する)
↓
Share&Spread(共有・拡散する)
僕たちのような情報発信者側は、このような消費行動の変化を理解した上で情報発信をしていく必要があります。
感覚的なコンテンツがメインになりつつある時代に、
言葉だけの情報発信だけでは、時代に取り残される可能性は確かに大きいですね。
ただーし!!
繰り返しになりますが、SNSはただの「道具」です。
あくまでも「道具」は人間が使いこなすもの。
その先にいる「ユーザー(お客さん)」のことを置き去りにしては本末転倒です。
くれぐれも流行り廃りの激しいSNSに踊らされることのないように十分ご注意ください。
今日は、
「ググる」から「タグる」の時代へ
というテーマをお届けしました。
ぜひ、あなたのビジネスにお役立ていただければ幸いです。
まとめ
過去と現在の消費者の購買活動の変化をよく理解したうえで、SNSを戦略的にビジネスに活用していこう。ただし、くれぐれも「道具」に頼り過ぎないようにご注意を!
追伸
さらに詳しく「SIPS」について知りたい人はこちらも参考にしてください。
⇒ 【最新】ソーシャルメディア時代の消費者行動モデル「SIPS」とは?
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