【必読】コピーライティングの一丁目一番地「Me message」と「You message」を意識せよ!

目安時間:約 13分

例えば、人と人とのコミュニケーション。

 

伝えたい気持ちを相手に正しく伝えられて、

はじめてコミュニケーションというものは成り立ちます。

 

逆に言えば、どんなに正しいことを相手に伝えたとしても、

相手が理解していなければ伝えていないのと同じこと。

 

これは、コピーライティングにおいても同じことが言えます。

 

モノの価値を世の中の人たちに正しく伝えられて、

はじめてモノの存在意義が生まれます。

 

どんなに良い商品やサービスでも相手に価値を正しく伝えられなければ、

世の中に存在していないのと同じことです。

 

さて、そのメッセージは自己満足な情報発信になっていませんか?

 

独りよがりな主張になっていませんか?

 

こちらの一方的な要求ばかりになっていませんか?

 

 

コピーライティングというスキルは、「モノの価値を正しく転送する文章技術」に他なりません。

 

 

ここでは、あなたが文章を書く前に必ず意識しなければいけない、

コピーライティングの本質について解説しています。

 

この内容を読んで、一度あなた自身を振り返ってみてください。

 

 

多くの起業家に共通する、ある一つの思考の罠とは?

悲しいことに「セールスマン」という存在は、

世間の人達からとても嫌われています。

 

それは、多くの家の玄関やポストに「セールスマンお断り!」というシールが貼られているように、

「セールスマン=何かを売りつけてくる目障りな存在」というのが一般的なイメージです。

 

残念ながら、これが現実です。

 

なので、起業する人の多くは、

 

  • パンが好きだから、”パン屋”をやる。
  • ラーメンが好きだから、”ラーメン屋”をやる。
  • 花が好きだから、”花屋”をやる。

 

 

『◯◯が好きだから、◯◯屋をやる』

 

 

というように、

 

世の中に商品やサービスを「提供したい」のであって、

「売る」ということを積極的にやりたがりません。

 

すると、こんなことが起こります。

 

仮に、あなたが5000円の服を売っているとしましょう。

 

自分では最高の商品ができたという自負がある。

 

他の商品に比べてデザインもお洒落で機能的である。

 

販売している立地も抜群にいい。

 

しかし、なかなか売れない…

3000円に値下げする。売れない…

さらに2000円に値下げする。売れない…

あっという間に原価割れ…挙げ句の果てに店を畳むことに…

 

こんな例は腐るほどあります。

 

それは中小企業白書のこんなデータでも裏付けされています。

 

 

1年後には、27%。3年後には、62%。そして10年後には、88%の事業者が廃業に追い込まれる。

 

 

こうしたデータを客観的に分析すれば、

「売る力を持っている人」の存在が圧倒的に不足していることがよくわかります。

 

 

「一番売れてる商品」が「一番優れた商品」であるという大嘘

こんな話もよく聞きます。

 

「商品やサービスさえ素晴らしければ、絶対に売れる!」

 

誤解を恐れずに書きます。

 

それは、まったくもって大間違いです。

 

考えてもみてください。

 

マクドナルドが世の中で一番おいしいハンバーガーを作っていますか?

 

スタバが街の喫茶店よりもおいしいコーヒーを提供していますか?

 

ユニクロが一番良い生地を使った服を販売していますか?

 

つまりこういうことです。

 

 

優れた商品≠売れる商品

売り方がうまい商品=売れる商品

 

 

どんなお店を開業するにせよ、専門性を身につけて自分を商品として起業するにせよ、

「売る」というスキルがないと、廃業に追い込まれるのは時間の問題だということです。

 

売る力とは、すなわち、

 

 

  • 商品やサービスが売れるまでを仕組み化する「マーケティング力」
  • 対面で販売できる「セールス力」や「コミュニケーション能力」
  • チラシやDM、オンライン上に書く「コピーライティング力」

 

 

のことを指します。

 

 

「Me message」と「You message」の違いとは?

世の中の文章や広告というのは、大きく2種類のメッセージに分けられます。

 

それは、

 

 

「Me message」「You message」

 

 

Me messageとは、直訳すれば、

 

 

私のメッセージ。つまり自分のことを書いた文章のこと。

 

 

例えば、うちの店舗はどこにあって、スタッフが何人いて、

こんな商品やサービスを取り扱っています。創業700年で、経営理念は、お客様第一・・・etc.

 

といったように、

自分たちのことを延々と伝えようとしているメッセージのことを指します。

 

一方、You messageとは、直訳すれば、

 

 

あなたのメッセージ。つまりあなた(相手)について書かれた文章のこと。

 

 

例えば、この商品を購入することで、◯◯することができますよ、とか、

 

このサービスを受けることで◯◯な気分になりますよ、とか、

 

これを使うことで、お金持ちに見られますよ、とか、

 

商品・サービスを購入した人へのメリットを伝えるメッセージのことを指します。

 

人がモノを買う時には、商品の機能やデザインはもちろんですが、

 

 

最終的には、自分が得られる「メリット」をイメージしてモノを買います。

 

 

例えば、このどこでも売っているような「くし」。

 

 

  • 蛍光ブルーで、長さはだいたい20cmぐらい。
  • 持ち柄はちょうど手にフィットするようになっている。
  • くしの先端は玉状になっていて、根元は丸みを帯びた空間がある。
  • マイナスイオンを発生させるトルマリンが含まれていて、帯電防止剤が配合されている。

 

これが商品の特徴(Me message)。

 

次に、この特徴をメリット(You message)に変換します。

 

 

  • 蛍光ブルーで雑然とした洗面台のどこに置いてあっても目立つので、忙しない朝の出勤前でも、慌てて探すことなくすぐ見つけられます。もうこれで、朝の貴重な1分、1秒の時間をロスすることはありません。

 

  • 持ち柄の部分は、ちょうど手にフィットするようになっています。くしを自由自在に動かすことができるので、目が届きにくい後ろ髪もしっかりセットすることができます。

 

  • くしの先端は玉状になっているので、髪や頭皮を傷つける心配はありません。さらに、頭皮へのマッサージ効果も期待できるので、新陳代謝を高め、つややかな髪に仕上がります。毎日使えば、あなたもこれで”美髪美人”の仲間入りができるでしょう。

 

  • くしの根元を丸みの帯びた空間を作ることで、髪に無理のないスムーズなくし通りを体験できます。髪の硬い人や抜け毛が気になる20代、30代の女性から、「こんなくしが欲しかった!」と、たくさんの喜びの声をいただいています。

 

  • マイナスイオンを発生させるトルマリンを含んでいるので、髪や頭皮を健康に保ちます。使えば使うほど頭皮の血行を促進し、フケやかゆみの抑制効果が得られます。フケが溜まるフラストレーションと頭皮の痒みのイライラから解放されるでしょう。

 

  • 帯電防止剤が配合されていることで、枝毛や切れ毛を予防します。昔、付き合っていた彼氏に言われた何気ない一言「枝毛や切れ毛が多くてなんか不潔っぽいよね」とは、二度と言わせません!

 

etc...

 

 

20代〜30代の女性をターゲットに書いてみました。

 

ちなみに、この「特徴」から「メリット」に変換する書き方を、

「ベネフィットライティング」と言います。

 

これは、コピーライティングのテクニックの一つです。

 

さて、ここであなたに一つ質問があります。

 

情報発信をする上で、どちらのメッセージがよりお客さんの心に刺さる文章でしょうか?

 

 

そうです。

 

「You message」の方です。

 

 

コピーライティングの一丁目一番地とは?

しかし残念ながら、、、

世の中に出回るほとんどの広告メッセージは「Me message」という皮肉な現実があります。

 

ちなみに、あなたがもし「うちの会社は創業〇〇年で・・」や「私の会社のモットーは・・」といった、

「Me message」ばかり書かれた広告メッセージを読んで、興味を持ちますか?

 

ちなみに僕だったら、、、

 

 

お前の自慢の商品だか何だか知らないけど、そんなことどうだっていいんだわ。で?俺に何のメリットがあるわけ?

 

 

もし、あなたが女性なら、、、

 

 

我が社は創業700年の老舗の和菓子屋でウンチャラカンチャラ・・・そんなこと私に何の関係があるの?ところで、そのお菓子本当においしいの?

 

 

こう思うかもしれません。

 

これだけは覚えておいてください。

 

 

コピーライティングの一丁目一番地というのは、この「Me message」と「You message」を明確に意識して書けているかどうかにかかっている。

 

 

それは新聞の折り込みチラシの文章でも、HPの文章でも、メルマガの文章でも、

Facebookに投稿する文章でも、ブログに書く文章でも、就職活動の時に書く自己PR文章でも、

それこそ、女性に(女性なら男性に)告白するラブレターでも、すべてにおいてです。

 

このことを意識するだけでも、

読み手の気持ちに寄り添った文章が書けるので、ぜひお試しくださいね。

 

 

まとめ

 

売るスキルの最たるものは「コピーライティング」である。そして、コピーライティングの一丁目一番地は、「Me message」と「You message」を明確に意識して書けているかどうかにかかっている。

 

 

追伸

さらに詳しくコピーライティングについて学びたい人は、この本が絶対オススメ!

 

ウェブセールスライティング習得ハンドブック

 

 

コメントは2件です

  1. […] ⇒ 【必読】コピーライティングの一丁目一番地「Me message」と「You message」を意識せよ! […]

  2. […] 【必読】コピーライティングの一丁目一番地「Me message」と「You message」を意識せよ! […]

コメントフォーム

名前

メールアドレス

URL

コメント

トラックバックURL: 

ページの先頭へ