「顕在顧客」と「潜在顧客」の違いとアプローチ方法を徹底解説

目安時間:約 8分

どのマーケット(市場)にも、2種類の「見込み客」が存在します。

 

それが「顕在顧客」「潜在顧客」です。

 

将来の顧客との出会いを作る見込み客の集客こそが、

マーケティングの一番のカギになります。

 

そこで今回は、顕在顧客と潜在顧客の違いを解説し、

それぞれの行動パターンやアプローチ方法について解説していきます。

 

 

2種類の見込み客「顕在顧客」と「潜在顧客」の違いとは?

 

 

顕在顧客とは、すでにニーズが顕在化している見込み客のこと。

 

潜在顧客とは、まだニーズが潜在化している見込み客のこと。

 

無関心層とは、全くニーズがない層のこと。

 

顕在顧客と潜在顧客を合わせて、「見込み客」と呼んだりします。

 

例えば、

 

 

「歯が痛いな。どこかにいい歯医者はないかな?」これが顕在顧客。

 

「歯が痛いな。虫歯かな…」これが潜在顧客。

 

「最近お腹が出てきたな。どのフィットネスクラブに通おうかな?」これが顕在顧客。

 

「最近お腹が出てきたな。恥ずかしいな…」これが潜在顧客。

 

 

顕在顧客は、すでに解決策を求めて動き出している一方で、

潜在顧客は、まだ動き出していません。

 

市場によって異なりますが、

この顕在顧客と潜在顧客と無関心層の割合は、2:6:2と言われています。

 

つまり、マーケットの大部分を占めているのは、

まだ動きだしていない潜在顧客となります。

 

ビジネスを継続的に成長させていくためには、

顕在顧客だけではなく潜在顧客に対しても、しっかりとアプローチしていく必要があります。

 

 

「顕在顧客」と「潜在顧客」へのアプローチ方法の違いとは?

顕在顧客と潜在顧客、この2つの見込み客に接触するためには、

そのアプローチ方法が変わります。

 

その理由は、

 

 

「接触できる場所」と「響くメッセージ」がまったく違うからです。

 

 

次の3つのポイントを押さえておきましょう。

 

 

①. 訴求するメッセージが違う

顕在顧客は、問題を解決するためにすでに動き出しています。

つまり、何を選ぼうか「選択」の段階に入っているわけです。

 

なので、メッセージは、

「他社との違い」を中心に訴求していきましょう。

 

 

一方、潜在顧客はまだ何も行動に移していません。

悩み、ストレス、課題の解決策をまだ見つけられずにいます。

なので、メッセージは、

「気づきを与えること」を中心に組み立てていきましょう。

 

例えば、顕在顧客には、

「あなたは歯医者選びでこんな間違いをしていませんか?」と訴求する。

 

潜在顧客を対象にするなら、

「歯の痛み、我慢していませんか?」と訴求するととても効果的です。

 

 

② 接触しやすいメディアが違う

顕在顧客はすでに課題の解決のために「商品・サービス」を探しています。

 

つまり、「選択」の段階にいます。

 

なので、重要なのは顕在顧客が情報を探しにいく場所に、

しっかりとあなたの情報を置いておくことが重要になります。

 

例えば、昔ならタウンページといった電話帳、

今ならウェブサイトがそれにあたります。

 

「プル型メディア」で顕在顧客をしっかりと待ち伏せしましょう。

 

 

一方、潜在顧客はまだ何も行動に移していません。

課題を抱えたまま、まだ解決策を見出せていない段階にいます。

 

なので、こちらから押しかけていく、

「プッシュ型メディア」で訴求していくのが有効です。

 

プッシュ型メディアとして代表的なのはテレビCMですが、

莫大な費用がかかってしまうので、予算に限りがある小さなビジネスでは非現実的です。

 

他にも、オフラインでいえばチラシやDM、

オンラインでいえばメルマガやLINE@などが一般的です。

 

リスクの低い小さな予算から始められるメディアを選びましょう。

 

※こちらの記事もあわせてお読みください。

プル型とプッシュ型の違いとは?Webメディアの違い・種類・特徴を解説

 

 

③ サイト検索のキーワードが違う

顕在顧客は、問題解決の「商品・サービス」を探しているので、こんなキーワードで検索します。

 

「保土ヶ谷区 歯医者」

 

一方、潜在顧客は、パートナー探しまでには至っていないので、こんなキーワードで検索します。

 

「虫歯 原因」

「歯周病 改善方法」

「歯の痛み 解決策」

 

ウェブサイトでは、各ページに役割を担わせるわけです。

 

 

顕在顧客は「選択」の段階なので、

しっかりとランディングページで自社の強みを訴求しましょう。

 

訴求ポイントは、他社との違いや競争優位性を明確に打ち出すと効果的です。

 

一方、潜在顧客には、知りたがっているテーマをブログの記事にして情報を与えましょう。

 

潜在顧客が検索窓に打ち込むのは自然と「質問」になるので、

ブログの記事でしっかりとその質問に答えてあげると効果的です。

 

つまり、ブログを書くことで、

あなたが頼れる「専門家」として認識されるようにするわけです。

 

「一度、この人に相談してみようかな…」と、

潜在顧客に思ってもらうことがゴールです。

 

 

 

以上、3つ。

 

これらの違いをしっかり頭に入れながら、

顕在顧客・潜在顧客それぞれの特性を理解して、

マーケティングの施策を組み立ててみてくださいね。

 

 

まとめ

 

「顕在顧客」と「潜在顧客」の考え方や行動パターンはまったく違う。

それぞれの違いを意識しながら、マーケティングプランを考えよう。

 

 

 

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